平塚市美術館で「横山大観の富士」と「現代日本画の巨匠 松尾敏男展」を観てきた！？

平塚市美術館で「横山大観の富士」と「現代日本画の巨匠 松尾敏男展」を観てきました。



両親を誘って観てきました。これだけの展覧会なのに、年齢特典で両親は無料。
オイラだけ働き盛りなので大人一名。。

まずは、横山大観の富士。

戦時中の士気高揚のために富士を描くなど、悲しい歴史もあったり。と年代と歴史を踏まえながら鑑賞することができました。

時代とともに富士を描き続けた大観ですが、最初のころは昔からの富士の描き方（真ん中が飛び出てる）でしたが（日曜美術館の受け売り）、戦後から作風が写実的になり実際の富士山を細かく描くようになるなど変化も見て取れます。

題名と制作年、だけでなく年齢が記載してあるのはよかったと思う。どんな時代に何歳のときに描かれたものかを追うことができるんですもの。
照明も見えづらいようなところはないし、空間の取り方など、小さな心配りは地方の美術館としてはなかなかだと思った。

富士と松など題材にした屏風も多数あり、日本の画家なんだなぁと改めて思いました。


そして、もう一つ！松尾敏男展。

水の表現の仕方など私の学生時代の作風に似ているので親近感。（失礼）
モダンな作風がすてきでした。

彼は、NHK「趣味の園芸」の冊子の表紙を長年描いていたようで、父は愛読誌なのでご存知だった模様。

そして彼は、無類の映画好き！！！！
映画をモチーフにした作品が多数あり、自分もこんな才能があったら映画の内容から自分の作風で表現してみたいなぁ～なんて思っちゃったりしました。

いやぁ～広めに取った空間も静かな雰囲気も落ち着いて鑑賞するために工夫されてて、、短い時間だったけど有意義でした。



この美術館！創設当初は、友人の親が館長を務めていたにも関わらず、当時は全く見向きもせず実際足を運んだのは今回が初めて。
広さもそこそこありなかなかいい空間をかもしだしてました。
となりに町工場の屋根が見えてるのもある意味情緒があります。



公式サイト：http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/