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「とりつくしま」東直子著を読んでみた!? [書籍・雑誌]

なんでこの本を買ったんだろう。前回の書籍記事のSW関連と一緒に購入。
東直子はもともと好きな歌人だ。
なぜか手に取って内容もパラパラせずに短編集ということだけ確かめて買ってしまった。

とりつくしま (ちくま文庫)

とりつくしま (ちくま文庫)

  • 作者: 東 直子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2011/05/10
  • メディア: 文庫


短編なのでこつこつ読んでいたが、この年末年始の帰省時間で読み切った。

ベースとなるコンセプトは簡単だ。この世に思い残すことがあり死んだ人が、死んですぐに何かしらのエージェントから何にとりつくか聞いてくる。生き物以外のなんにでもとりつくことができるのだが、とりついた後のエピソードを紹介していく形式である。

ハッピーエンドのハートウォーミングから、意図しない悲しい結末、なんでもなく終わる結末、などなど様々なパターンが紹介されてる。

SFなのだけれど、変に小説っぽく物語に隆起がないのが素敵だ。こういうところを淡々としているところが、東直子の好きなところだ。

とりつくしま。。。。自分が今死んだら何にとりつくのだろう。
そもそも願望がないから、何にとりつくか聞かれないか(笑)

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KINYAN0829

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします(^ ^)
by KINYAN0829 (2017-01-04 06:38) 

coco030705

自分が死んで何にとりつくか聞かれるなんて、面白い発想ですがストーリーがおとなしい感じですね。
by coco030705 (2017-01-04 11:34) 

コザック

>KINYAN0829 さん
nice!コメさんきゅ(^^)/
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくね(^_-)-☆
小田原記事たのしみにしています。

>coco030705 さん
nice!コメさんきゅ(^^)/
着眼点おもしろいのですが、淡々です。
でも、私はそこが好きでした☆

by コザック (2017-01-04 23:43) 

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