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『さらば愛しきアウトロー』を観てきた!? [映画]

『さらば愛しきアウトロー』を観てきました。

老いた三人組が何も傷つけずに銀行強盗を繰り返す。これは1980年代初頭からアメリカ各地で銀行強盗を繰り広げ、それによる逮捕と脱獄を繰り返した実在の人物フォレスト・タッカーを描いた実話に基づいた物語であるということ。ロバート・レッドフォードがこれを引退作としたことでも話題となった。

主人公のフォレストは、紳士的であり銀行強盗を繰り返すが、そんな折でも捕まったときでさえ笑っていた。そんな彼は、ある聴取で「おまえくらいの人間だったらもっと楽に生きられるだろう」「楽になんて生きてもしょうがない。自分は楽しく生きたいんだ。」という。中年世代の私たちにはグサっとささるメッセージですね(^_-)-☆

そんな彼が、老いて知り合った牧場主の女性ジュエル(シシー・スペイセク)と親交を深めていくうちに脱獄をあきらめる。しかし、平穏な生活に別れを告げ、その後4回の銀行強盗を企てたという。やはり、自分らしさ。楽しいこと。っていうことを最後まであきらめないスタイルを貫らぬきたかったんでしょうね。

シシー・スペイセクは、歳とってもこのような柔らかい笑顔でいられるのがステキだ。日本でいうと八千草薫的な感じだろうか。。。。(チガウ?)

そんなフォレストの生涯を引退作品に選んだのは、ロバート・レッドフォード自身も何かのメッセージを言いたかったんでしょうね。俳優ですから自分の主張は作品で!ということなんでしょうか。

考えさせられるが、とてもメッセージ性のある意味深い作品だった。


邦題について、うーん、この時代、無理やり邦題を付けるのに意味があるのだろうか。国や宗教、歴史的な背景がなく意味が分からないものならしょうがないのだけれど、今回はアウトローは関係ないし、愛しきって何?という感じです。原題「The Old Man & the Gun」のままでよくない?

・・・と思った次第。

公式サイト:https://longride.jp/saraba/

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coco030705

紳士的ではあるが、悪い奴なんですよね。ロバート・レッドフォードの引退作にふさわしい映画なのかもしれません。
悪事を働く人って、その人の人柄は関係なく、平穏な日常にあきたらず、刺激を求める人なのかも。そういう資質なのかしら。
レッド・フォードも、いい映画にいっぱい出演して、最高の役者人生だったのではないかと思いました。
by coco030705 (2019-07-16 10:05) 

コザック

>coco030705 さん
nice!コメさんきゅ(^^)/
遅こめスマヌ☆
たまたま悪い奴をお手本に作品がつくられているが、人生で何が一番大切でそれを曲げずに生きていくことが本当の自分だということでしょうか。犯罪者をモデルにしているのでちょっと伝わりづらいですが、ロバートレッドフォードの最後の作品としてはふさわしかったのではないでしょうかね(^_-)-☆
by コザック (2019-08-04 16:56) 

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