SSブログ

『ビッグ・アイズ』を観てきた!? [映画]

『ビッグ・アイズ』を観てきました。
ティム・バートンだから、、じゃないけど期待して観てきました。
自らも独創的な画を描く彼だから、このマーガレット・キーンに共感するところを見出せたのかな・・と思ってました。。観るまでは。
でも、物語はティム独特の「一瞬ホロリ」(ポロリジャナイヨ)な作風ではなく、単純にアート界を揺るがした事件をトレースした感じでした。それはそれで事実といしてティムはこの作品を作りたかったんだなぁ~とか思っちゃいました。

60年代のアメリカアート界で人気だった「ビッグ・アイズ」。全く無名だったマーガレットの画がウォルターとの結婚を機に売れ始めわずか数年で全米を席巻した軌跡を通じ、その原動力となった子供への愛を余すところなくドラマ化したもんである。。(うーんどうしてもスクールウォーズ調になってしまう;;)

悲しげな大きな目をした子供はやはり娘への愛を表していたんでしょうね。
ひょんなきっかけから売れることになり、夫の口車に乗せられ自分の作品を夫の名前で売りさばき始める。。
彼女は自分のアトリエでひそかに作品を生み、そしてウォルターの名で売られることになる。自らの子供に嘘をついてまで。

娘への愛ゆえに子供をだまし続けた罪悪感とそして自らの心血注いぎ愛した作品が自分のものでないことに対する溜りに溜まった感情がああいった形で噴出したんでしょうね。

主演のエイミー・アダムス。どうしても「魔法にかけられて」の浮いた浮世離れした印象が離れませんが、近年彼女の年齢と魅力に見合った作品が本当に多い気がします。

夫役のクリスフ・ワルツ。饒舌でインチキな今回の役回りにピッタンコですね(ホメテル)。

お友達を演じたクリステン・リッターさん。おきれいですね。起こった表情も良かったです。

さいごエンドロールの前に、エイミーとご本人マーガレットとの微笑ましいツーショットが印象的でした(^^)v

公式サイト:http://bigeyes.gaga.ne.jp/
nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(2) 
共通テーマ:映画

nice! 5

コメント 2

きさ

主演のエイミー・アダムスとクリストフ・ヴァルツは良かったですね。
特にクリストフ・ヴァルツのアクの強い演技が光ります。
ラストのウォルターの末路はちょっと哀しい、、
これはこれで十分に面白い映画でしたが、個人的にはバートン監督にはやはり実話ではなくキレのあるファンタジー映画を作って欲しいです。

(参考)町山智浩 ティム・バートン監督映画 ビッグ・アイズを語る
http://miyearnzzlabo.com/archives/21539
by きさ (2015-02-07 08:21) 

コザック

>きささん
nice!コメさんきゅ(^^)v
この二人の主演たまらなくハマってた気がしますね。
クリストフ・ヴァルツの演技が濃くってウザくってすばらしかたですね。
たしかに今回ティム・バートン色はなかった気がしますが、このストーリーを気に入っていたからこそオリジナルのように描きたかったのかもね。
彼のホロリとくるファンタジーも久しぶりに観たい気がします。
by コザック (2015-02-07 20:47) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。