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『グリーンブック』を観てきた!? [映画]

『グリーンブック』を観てきました。

なんのグリーンってなに?調べたわさ。書名は創刊者であるヴィクター・H・グリーンに由来する。黒人にクルマの所有が認められていなかった時代に、黒人の富裕層が車を持つことになるが、その彼らが差別からサービスを拒否されることを危惧しグリーンさんが「黒人ドライバーのためのグリーン・ブック」を発行したものである。

この物語は、ある国の黒人人種差別に闘いを挑んだ冷静な黒人ピアニストと血気盛んなイタリア系白人の物語である。(どうしても「スクールウォーズ」風になってしまう)差別の残る南部をクルマでのコンサートツアーを試みその差別のなかから、イタリア系白人は健全な精神を培いわずか3週間でまっとうな精神と友情を勝ち取った奇跡を通じ、その原動力となった信頼と愛を余すところなく映画化したものである。

物語は予告編のとおり。
カーネギーホールの上階に住むほどのピアニストがなんで名声もあり北部にいれば高額な報酬を受け取れるのに、なぜ危険を冒してまで南部のツアーを組んだのか。物語のなかで明かされていきます。物語自体は淡々と進むのですが、黒人差別が色濃く残る南部での様々な嫌な思いや暴力に対しても淡々と向き合うピアニストのドクター・シャーリー。ならずものだが生真面目なトニー・リップは、最初は黒人を毛嫌いしていたが、ドクターの人間性と孤独に触れるにしたがって心を寄せていく。

最後のコンサートでは、ドクターは無理を言ってキャンセルしてしまう。そして町の酒場に繰り出し、そこで本来のクラシックピアノを披露する。バンドもジャズで応えて楽しいセッションが始まる。本当の音楽を楽しむドクターをみつけるのだ。

こころ温まったのは、トニーが毎日妻に手紙を書くのだが、それをドクターが添削する。しかし最後の手紙は、自分で女性への手紙の書き方がわかり添削されなかった。そしてそれをもらっていた妻は感激しているのであるが、最後にクリスマスパーティで対面したときに「手紙をありがとう」とドクターの指導に感謝していた。。。

あとは、「孤独で寂しくなったら自分から行動を起こすことだ!」トニーの名言ね(^_-)-☆

アメリカ人ではない私は、本当の意味でのこの作品の良さはわからないかもしれませんが、なんとなくアカデミー作品賞もうなずける内容でしたよ☆

公式サイト:https://gaga.ne.jp/greenbook/




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coco030705

観てよかった映画の一つとなりました。
トニーも男気のある、結構いいヤツなんですね。ヴィゴがそういうトニーの魅力を、よく引き出していたと思います。マハーシャラは、スーツの着こなしがすごくきれいだった。モデルでもやってたのかな?これからの活躍が楽しみです。
ユーモアもあり、温かさも感じられる佳い作品でした。

by coco030705 (2019-03-21 21:07) 

きさ

いい映画でした。アカデミー作品賞を受賞しただけのことはあります。
ピーター・ファレリー監督がこんないい映画を作るとは。
ヴィゴ・モーテンセンは20キロ体重を増やしたとか。
ピアニストを演じるマハーシャラ・アリも良かったです。
結構笑わせてハラハラさせてラストは静かな感動が。
最後に実際のモデルの二人の写真が登場する所は思わず涙。
by きさ (2019-03-23 07:04) 

コザック

>coco030705 さん
nice!コメさんきゅ(^^)/
マハーシャラ・アリのスーツは着慣れている感じがあってよく似合っていた。あの真面目な雰囲気からのユーモアはたまらなく面白いです。アメリカ人ほどの思い入れはないにせよとても良い作品だったと思いました。

>きささん
nice!コメさんきゅ(^^)/
マハーシャラ・アリさんの真面目な感じからの冗談がとても笑えました。最後の場面は感動。終生友人でいられたのを知りなお作品への愛情が沸いてきまた☆
by コザック (2019-03-24 23:29) 

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