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『きっと、星のせいじゃない。』を観てきた!? [映画]

『きっと、星のせいじゃない。』を観てきました。
1月にこの作品を知ってからずっと公開を待ち望んでいました。(個人的には)超話題作なのに、劇場はパラパラしか埋まらず???な感じ。内容としては想像していたものより重いテーマでもなく、そして愛や生に対してもすごく熱すぎることもなくまっすぐな気持ちがスぅ~っと心に届く作品になっていました。
青春映画と言ってしまえばそれまでですが、とても言葉で表せない清々しさがあってとてもよかったです。

最初この題名だけ見たときには、「きっと、星のせいじゃない。???」 なのか、「きっと、星のせいじゃない。!!!」なのか、わからんかったけど、予告編で後者だとわかる。原題が「The Fault in Our Stars」なので邦題もなかなかいい感じでおさまっている気がします。(むしろ邦題のほうがいい感じ)

ストーリーは、末期のガンで肺を痛め酸素ボンベの手放せないヘイゼル・グレース・ラングレー(キャンディス・ホワイト・アードレーみたいなイントネーション(全然似てへんケド;;))。ふさぎ気味の彼女に両親はガン患者の集う集まりへの出席を進める。いやいやながら参加するがそこで片足を切断した元バスケ選手の青年ガス(オーガスタス)と出会う。ガスは初めて会ったときからヘイゼルになぜか惹かれる。しかしお互いの好きな本を読み、彼女の「大いなる痛み」の作者ピーター・ヴァン・ホーテン(ココアジャナイヨ)への想いを共感し共通の話題ができ距離が縮まります。そしてなんとガスの送ったメールに返信が、、そして困難を乗り越え、アムステルダムに作者に会いに行きますが、、願い叶い会ったヴァン・ホーテンは、、旅の終わりにガスからの告白が、、。。という予告編の流れ。あとは劇場で知った方がよろしいかと。。。。(^^)

冒頭にも書きましたが、若い二人の想いがココロに素直に入ってくる清々しさがありました。それでいて一瞬一瞬を精一杯生きている彼らは、生に対しても死に対しても思っていることは非常にオトナで、かつ重すぎず悲壮感もない。

二人だけの合言葉が「okay」だったり、携帯が気になって仕方がないとかそういう他愛もないことのやり取りがとても初々しく心に伝わってくるんだろうなと感じちゃいました。これってちょっと間違うと現代風のちょっとイケてない若者風に映ってしまうのに、それを取り巻く仲間や親たちがとても暖かく接していることで誰もが通ったティーンの感情を率直に表現しているなぁとこの監督さんのうまさが伝わります。

途中ガスと出会ってからのヘイゼルは、一見ただのカップルのように見えていますが、アンネの家での階段の苦しさや、初めて愛を確かめ服を脱ぐときにチューブがひっかかってしまったりとちょっとずつ現実を受け止めてしまう場面もありましたが、そんなん関係ない感じで普段感だして二人が過ごしていたのが違った意味で青春映画を感じちゃいましたね。

主演のヘイゼル(シャイリーン・ウッドリー)は、チューブ以外は、あえてショートカットで普通のティーン感がでてました。そこがまた考え方がオトナだったり、一瞬一瞬が死が隣り合わせの状況だったりのコントラストとして際立ってこの作品での存在感を増していました。

ガス(アンセル・エルゴート)は、強気でユーモアあってどんな場面もどうってことないさバリの演技は、若モノっぽくよかったけど、さいごのほうで弱気になる場面がたまらなく人間味を感じました。死後も合わせた演出を用意していたのもロマンティックで素敵でした。なんでもないように

母のフラニー(ローラ・ダーン)もいい味を出していました。やさしく見守る母親がにじみ出ていましたね。

あと、スマホでのメッセージのやり取りのあの描写は「シェフ」でもありましたが、ここんところ流行の演出なんでしょうが、スマホ画面を直接見せるより伝わってきますね。数年後観たら、こんなんあったよね~と思っちゃうんでしょうね(^^)v ポケベルみたいに。。

洋画なのでエンドロールが長いはずなのに、ちょっと短いよ~と感じてしまう作品でした。
感想を言葉にしてしまうと何でもない描写の繰り返しのように映る作品(私の表現力のモンダイ?)ですが、観てみるとそのよさがわかると思いますので気になっている方は是非。
わたしはいまんとこ今年一番よかったです。(と毎回思ってしまうのだが・・・;;)

公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/kitto-hoshi/
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