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『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を観てきた!? [映画]

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を観てきました。

さんだイジっておいて観ないのもどうかと思って行ってきた!アカデミー作品賞といっても、まぁ2週目なら落ち着いているでしょうってことで!と思ったら、ドラゴンボールの人で劇場はごった返していた。もう30年前の作品だというのにこの熱狂はすごいです。

・・ということで、そんな親子連れを横目に バードGO! (ガッチャマン風)

劇場は後ろ半分が1/3ほど埋まったちょうどええ混み具合。客層はなんとか話題のアカデミーを!という私とおんなじ心持ちの方々が多かった!(どうしてわかる?)

ストーリーは、かつてヒーロー「バードマン」の主役で人気をハクしたリーガン・トムソン(マイケル・キートン)がブロードウェイの演劇で再起を目指す。だがかつての名声と批評に不安な気持ちがつのり精神状態を崩していく、そんななか初日を迎え劇は思わぬ方向に・・・・。(これがサブタイトルの所以)

作品全体は、1カットでどんどん続いていく撮影なので、2時間の上映時間でしたが、危うさをとても臨場感もって妄想と現実を描いていたので、、、疲れました(^^)
この現実と精神世界の表現は、「ブラックスワン」に通じるものがあるなぁ~とちょっと観ながら思っちゃた。こういうのハリウッドでは受けるんでしょうかね☆

メインの3人は偶然かアメリカンヒーローで好演!評価を得たひとたち。。そんなんがブロードウェイを表現するんだから、NYタイムスのタビサだけじゃなく批評したくなるはな!ちなみに批評に対しては、同じような表現を今年公開の「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」でも言われてました。「批評ばかりで、自分は何も痛まない・・」等々。ハリウッドスタッフは批評家に対して相当鬱憤がたまっているんでしょうね☆

主演のマイケル・キートン!好演でしたね。超能力演出がたまらんかった。でもその能力がモノを動かすくらいしか使ってないところがチッチャイ感じ。苦悩と奇行の表現がたまらなくピッタンコな感じでてました。
アカデミー授賞式でもあのブリーフ一丁姿が真似されましたが、今年はアレが流行るのかなぁ~(^_-)-☆

エマ・ストーン!まず、、目がデカイ!ノートンがその眼を付け替えて若いころのこの景色を観てみたいと言わしめたっ!でもあんなにデカイまなこノートンさん入らないでしょう~(^^)v
先週の「マジック・イン・ムーンライト」もエマ・ストーンだったけど全く違う印象。先週:かわいい感じ!今週:ヤバい感じ!という雰囲気。ある意味、劇中何度か使われた言葉「演技の幅」を見せつけていました。

エドワード・ノートン。こういうちょっとクセのある演技はとても似合う気がします。気難しい役柄を普通かのように演じてました。彼はウマさの割には代表作がないのが悲しいトコロ。未だに「ファイトクラブ」の印象さえ残っているんですもの。もっといい役つけたげて欲しいです☆

ナオミ・ワッツ。そこそこ大物な気がするが今回出番が少なくちょっと空振り。意外と彼女好きなんだけどなぁ・・・。

あと最後に、、、効果音がドラムのソロだけで構成されていたのも躍動感と心にズシンと響く演出を増幅させていた気がしました。
好き嫌い別れる作品だと思いますが、ある意味アカデミー作品賞を受賞して納得の作品だと思いました。

公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/birdman/


さぁ!日本版のバードマンは藤子不二雄ワールド全開で世界と勝負してほしいです。(ストーリー的にはパーマンのほうが感動する結末な気がします)
是非実写で!(謳い文句は「映像化不可能と言われた作品を実写化!」ってね;;)
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きさ

ほぼ全シーンがワンカット(撮影は「ゼロ・グラヴィティ」のエマニュエル・ルベツキ)なのには驚きますね。
話は私には結構難解でした。
主人公の幻想と現実がどちらも描写されますので、どちらが現実が分からなくなります。
お話はちょっと「レスラー」や「ブラックスワン」に似てますね。
映像ももちろんですがほぼ全編ドラムソロの音楽もユニークでしたね。
by きさ (2015-04-19 22:01) 

コザック

>きささん
nice!コメさんきゅ(^^)/
ワンカットと知っていたからかもしれませんが、ほんとうに工夫がありうまく映像もストーリもつながってました☆
ちょっと感動だけど疲れた。
どちらが現実かわからんのはブラスワに似てました。レスラーは未見なのでわからんですが。
ドラムソロが本当にいい効果を出していたと改めて音響の大切さを実感☆

by コザック (2015-04-21 23:30) 

coco030705

こんばんは。
この映画、あれこれ解説を読んでもわかりにくかったのですが、
コザックさんのレビューを読んでなるほど~と、よくわかりました。
ブラスワに似ているのですね。アカデミー賞を受賞したのだから、
ぜひ観てみたいです。

by coco030705 (2015-04-26 21:15) 

コザック

>coco030705 さん
nice!コメさんきゅ(^^)/
そうなんですよね~つかみどころがないというか・・・。
アカデミー作品賞ということだけでも観ておく価値はあるかも。
マイケル・キートンは本当に神経質になってるところをうまく演じていたなぁ~と思っちゃいました。やはりウマいです。
さいごのエマのカットがどういう意味なんだか私にはまったくわからず。。
ブラスワとはそこが違うかな・・・結局わからん!ということカモ。
by コザック (2015-04-26 22:40) 

coco030705

こんばんは、ご訪問ありがとうございました。
いや~、わかりにくい映画でした。でもシリアスで終わって気分落ち込んで帰るより、エマちゃんがあ、お父さんがバードマンになっちゃったんだわ、そういうことねって感じのシニカルスマイルで終わったのがよかったです。アカデミー賞授賞式観たかったです~。(=^・^=)
by coco030705 (2015-05-11 18:50) 

コザック

>coco030705 さん
nice!コメさんきゅ(^^)/
エマちゃんのあのニコヤカ(^^)な笑顔をどう見るか・・・。
でも希望ありげなエンディングであってほしいですね☆
アカデミー授賞式は観る前だったのでなんでパンツ一枚で・・
と思いましたが、鑑賞後だったらもっと笑えたでしょうね(^^)
by コザック (2015-05-12 22:40) 

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