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国立西洋美術館で「ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―」を観てきた!? [美術館]

国立西洋美術館で「ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―」を観てきました。

DSC_4581.jpg

小雨降る中なので、比較的すいていたのかなぁと思います。
土曜の閉館にかけての黄金時間帯なのにね。

まぁボルドー市のいろんな美術館から博物モノから絵画モノまで集めて歴史を紐解く物産展(^^)
・・・みたいな様相を呈してました☆

そして今回注意すべきは、その博物モノ・絵画モノ含めて200点以上あるので鑑賞に時間がかかるということ。私は今回早く到着しすぎて、15時から観始めたのですが、ボルドー展だけで1時間45分。残りの45分はもともと私の大好きな「西洋美術館の常設展示」を鑑賞でした。(ぴったし17:30)

廻って観てるだけで、ボルドーの地理的な特色や歴史。いわずもがなの特産のワイン。いろんな知識が身に付くようになっています。(私は美術館を出ると忘れてしまうのですが;;;)

そしてワインにまつわる歴史や五大シャトーのワインラベル(エチケット)のデザイン。五大といっても、マルゴーとラトゥールしか知らんかったんだけど。(もちろん飲んだことなし)興味深い歴史は当時の画家とのかかわりなど興味深かったです。

あとは、作品でいうと。。。メインはドラクロワの「ライオン狩り」でしょう。半分火事で焼失してるんだけど、その迫力は観ているものをそこにいるかのような臨場感にいざないます。となりのルドンの模写により全体像がわかるのですが、火事にあわずオリジナルだったらと考えるととても大きくルドンが感動するのがわかるすばらさでした。

<ボルドー展の絵葉書>(あまり種類なく150円でした。)
DSCN4439.jpg
左側は、ボルドーを表す交易で栄えた港、ワインのブドウ、歴史的かつ素敵な建造物による文化。を表しているんだとか。
右側は、嫁が自宅に不倫相手の若者を呼び込んで、夫に見つかった修羅場。(昨年芸能界で聞いた内容ね。でもロココの時代だったらそれも当たりまえな気がするけど話自体は神話なんでしょ。)

あとはいろんな画家のボルドーの港を描いた作品が多かったかな。。。(手抜き)


そして。今回の目的のもう一つである常設展示。

今回。新規の収蔵品が多数ありました。フェルメールだろうという「聖プラクセディス」。光の画家という感じではありませんが、科学的解析でそうなったんだとか。なんとも悲しみが感じられる作品でした。
他にも、新蔵品が数点あったので、常設見慣れている方も行って見てはどうでしょうか。。

私は、いつものこれ目当て、カルロ・ドルチの「悲しみの聖母」(一番右)
<常設ものでの絵葉書> (90円と破格です)
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じつは、今日西洋美術館に行こうと思ったのは、昨日のニュースで宇多田ヒカル出産!の報!今日は朝から宇多田ヒカルDAY。ずっとローテーション。その中でも一番好きなのが「BLUE」というピアノ曲で、この「悲しみの聖母」(写真右側)の素敵な青を観る時にいつも脳裏でかかっている曲です。 そんなこんなで今回逆連想で、観に行きたくなってしまったんです☆アホですな(^^)

やはり常設含めると2時間半は足りない感じでした(^^)v

公式サイト:http://www.tbs.co.jp/bordeaux2015/tokyo/
       http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2015bordeaux.html

そうそう、敷地内にはムクゲがキレイに咲いていました。ロダンと合いますネ(^^)

DSC_4583.jpg

そして、、こんな取り組みもやってたりする。。。。こんなことやめればいいのに。

DSC_4586.jpg

ル・コルビュジエの素晴らしい作品の一つだということは確かな事実だけれど、これ自体に価値を見出そうなんてやめたほうがいいのではないかと思う。本当に日本として残したいモノであれば文化財としてちゃんと管理すればよいと思うのだけれど。。。

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TaekoLovesParis

早速、行かれたのですね!概要、よくわかりました。
ドラクロワ以外、絵はあまり有名なものがないな、と思っていたら、そのほかで、苦労しないで、ボルドーについて学べるようになってるんですね。西洋美術館は、常設が充実していて私も好きです。
by TaekoLovesParis (2015-07-05 08:25) 

コザック

>TaekoLovesParis さん
nice!コメさんきゅ(^^)/
おはようございます。
思い立ったが吉日で行ってきちゃいました。なんだかいろいろ観れたし知識もついたしお得な感じでした☆私はあまり知らないのですが、フランスに詳しければもっと納得が得られたと思います。
たしかに有名な画家さんはドラクロワくらいかなぁという感じですが、その背景やその時ドキのボルドーの位置づけなどがわかるようになっており作品自体もそういった背景と一緒に鑑賞すると深みが増しますネ(^^)v
常設は新しいのが入っていたので是非(^_-)-☆
by コザック (2015-07-05 08:44) 

サンフランシスコ人

「メインはドラクロワの.......」

サンフランシスコ美術館のドラクロワ...

http://art.famsf.org/ferdinand-victor-eug%C3%A8ne-delacroix/portrait-de-charles-de-verninac-201480
by サンフランシスコ人 (2015-09-29 01:13) 

コザック

>サンフランシスコ人さん
コメさんきゅ(^^)/
肖像画もドラクロワっぽいとこが出てますね☆
by コザック (2015-10-03 21:35) 

サンフランシスコ人

「ロダンと合います.......」

サンフランシスコ美術館(Fine Arts Museums of San Francisco)のロダンのコレクションは..

http://art.famsf.org/auguste-rodin
by サンフランシスコ人 (2015-10-15 01:09) 

サンフランシスコ人

今秋、サンフランシスコ美術館(Fine Arts Museums of San Francisco)で、「クリムト&ロダン」という珍しい展覧会があります...

http://legionofhonor.famsf.org/exhibitions/klimt-rodin-artistic-encounter
by サンフランシスコ人 (2017-06-28 07:35) 

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