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「ジブリの教科書7 紅の豚」を読んでみた!? [書籍・雑誌]

「ジブリの教科書7 紅の豚」を泣きながら一気に読みました。(ウソ)
いつのころからか、どうしても「一気に読む」の枕詞は「泣きながら」になってしまいます。(コウシバサキ?)
人に影響されやすいオトコこざっくは、きささんの記事を読んで触発されて、まずは豚を読んでみたさ。

ジブリの教科書7 紅の豚 (文春ジブリ文庫 1-7 ジブリの教科書 7)

ジブリの教科書7 紅の豚 (文春ジブリ文庫 1-7 ジブリの教科書 7)

  • 作者: スタジオジブリ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/09/02
  • メディア: 文庫

私はブタが好きだ。歳を重ねるにしたがってこの作品が大好きになっている自分に気が付きます。何十回も観ているこの作品は観るときどきによっていろんな感想や印象を私のなかに植えつけています。

いまとなってはファンタジーを作り出すジブリのなかでも比較的古めの作品に位置する豚ですが、自然との共存(ナウシカ)や子供の世界の冒険(ラピュタやトトロ)とは異質のオトナの世界を豚は描いている。好きな理由は明らかにこの作品だけがオトコ脳を刺激し、戦争に突入しようとする時代に逆行するおとこのロマンと愛を描いたものだからだ。

だけど、この教科書を読んでみると作品の立ち上げも作り上げた主要スタッフは、女性で構成されていたのだとか。。。もちろんジブリは宮崎駿の独断が大きな割合を占めるのだが、女性スタッフが多く関係したからこそココまでのオトコくさい作品に仕上がったのかもしれませんネ☆
知らなかったけど「女性が作る飛行機の映画」という本も出ていたりして結構有名な話みたいですね(^^;;

そうそう、この本のメインは、最初にあるナビゲーターの作家万城目学の随筆になる。彼の導入はとてもこの作品への愛が伝わってきます。実は私はこの作品を劇場で観ていないです。公開されたのは大学時代で、、映画館のない街に住むことになってしまい、4年間劇場に通えない。。そんな折にこの作品が公開されたからだ。なので、まったく情報もないまま社会人になってからTV放映で出会うことになる。万城目さんの感想は公開当初のそんな時代の背景をとてもうまく解説してくれていて、私の空白の記憶を埋めてくれる助けになっていました。

そんなこんなで読んでみた本書ですが、ライトな感覚で手を伸ばし読み進めていくにあたり思ったよりヘビーな内容で、時代背景やらジブリのことやら宮崎駿のことやらいろんなことを考えずには読めないです。

どんな背景でこの作品が生みだされたか、なぜ主人公は豚なのか。なぜマルコは豚になってしまったのか。。知れば知るほどこの作品をさらに愛さずにはいられなくなりました。夏休みの宿題のために読んでよかった一冊となりました。(ウソ)

#これから、、魔女と姫さまも読んでみようと思います。

== 余 談 ==
私は、休日の朝食を駅の喫茶店で摂るのが習慣なのだが、、、いつもは、目の前のパチンコ屋さんの下品に大きい大画面広告に流れるテロップニュースを読みながら朝食セットを食している。

今日は、おととい買ったこの本に少しの時間でも読む時間に充てようと考え、朝食を摂りながら「さも日常から本読んでるぜ!」的に片手で文庫・片手にフォークやアイスコーヒーを持ち食していた。。。
が、どうもぎこちない。明らかに「さも日常からこうやって本読んでるぜ!」な感じは出ていない。自分を見れない自分がそう思うのであるから、はたから見ている人は明らかにそう見えるであろう。

カウンターから見ている店員は、きっと「クスっ、あの人読みなれてない。読むか食べるかどっちかにすればいいのに・・」的な眼で見ているのであろうか。。見られる自分を意識しちゃって本の内容もそこそこで集中できない。。。。
おそらく、、いや100%店員は忙しく仕事をこなしていて私になんか眼にも止まっていないし、周りの客にとってもどうでもいい話だ。もしかしたら、、、いつも大テーブル席の右斜め前に座るフィリピン人女性(たぶん)が今日いてくれてたら、「ギコチナイヨ」と心のなかでタガログ語でささやくかもしれない。。。(コレモモウソウ)

なぜこんなことを書いているかというと、、、若いころほぼ毎日夕食を摂っていたレストランバーがあったのだが、そこで窓際のカウンターで小さな灯りの下でいつも文庫本を読み、ダブルのロックを2杯/2時間の暗そうなサラリーマンがいたんです。それをいつかやってみたいなぁ~と憧れていたのを思い出して・・・・。

かくして、そんな妄想をしつつ私の「文庫読みながらで朝食を」の初体験計画は、ヘップバーンのようにサマにならずにその十数分間を終えた;;
いつしか文庫を読みながら朝食・・・がサマになるオトナに・・サウイフモノニ ワタシハナリタイ (^^)v


本編映像はコチラで。。

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  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD




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きさ

この作品もいいですね。私も入手したのでこれから読みます。
by きさ (2015-07-25 07:22) 

コザック

>きささん
nice!コメさんきゅ(^^)/
3冊買って一番読みやすそうなのでコレからいっちゃいました。
現在は、魔女を読んでるトコ☆
まとめ書籍とはいえよーーく知ってる作品の裏側はとても興味部下かったデス(^^)v
by コザック (2015-07-26 09:19) 

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