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『パシフィック・リム アップライジング』を観てきた!? [映画]

『パシフィック・リム アップライジング』を観てきました。

ギレルモ・デル・トロ 監督だった前回の「パシフィック・リム」の続編ということで、めっちゃ楽しみにして鑑賞。したのが間違いだった。今回監督はスティーブン・S・デナイト 。ギレルモさんは、制作おもにキャラクターデザインなのだとか。

ストーリー全体には、「パシフィック・リム」色がまぶされていたが、前回の設定とキャラクターを受け継いだ全く別物の作品に成り下がっていた。
前回の良い部分と思われる、命を削ってイェーガーを操る姿や、刹那的な行く末などなど全く感じられない作品で日本人の琴線に触れるものはなくなっており、ただの巨大ロボット大戦である。「トランスフォーマー」でよいじゃない。じゃぁマイケル。ベイでいいじゃない。と個人的には思っています。

「KAIJU」と呼ばれる巨大モンスターの戦いから、10年。平穏を取り戻しはずの地球だった。イェーガーの残品を盗掘するジェイク(ジョン・ボイエガ)は、ある日自分の目的のものを先に盗まれる。それを追っていった先では盗んだ部品で小型のイェーガーを作る女の子アマーラ(カイリー・スパイニー)と出会う。しかしあえなく捕獲されてしまう。未登録イェーガーは大きな罪になるがゆえその代償として二人はイェーガー部隊に配属される。そこでジェイクは、あの闘いの英雄スタッカー・ペントコストの息子だ。しかもその相棒だったマコ(菊地凛子)は養女となり姉となっていた。そんななかパイロットのいらない自動のイェーガーを配備する中国資本の社長さんリーウェン・シャオ(ジン・ティエン)が出てくる。その無人イェーガーにKAIJUの脳みそを仕込んだのがニュートン。その無人イェーガーは先の大戦で閉じた割れ目ちゃんを開こうとしていた。すんでのところで閉じるが3体のKAIJUがこの世界に出てきてしまった。KAIJUがどこを目指したかというと・・・・マウント富士!!!闘いの舞台は東京から富士山に・・・・。

って、話を聞くと日本カブレの部分が見え隠れしているが、東京として出てきた街並みは明らかに中国語の漢字が並ぶ都市。ちょっとガンダムが出てきたりしていたが東京をどう表したかったのか。。。

ストーリーは、前回同様にエヴァのエピソードがソコココに連想されてしまします。まぁ作品としてまとまっていればインスパイアされるのはよいと思います。

主演は新スター・ウォーズシリーズのフィンでおなじみジョン・ボイエガ。。いい演技していました。その相手役の機械好き女の子カイリー・スパイニーどうやらボイエガ君。盗掘機械女子が好みのようです☆。

この手の作品にお似合いのイケメンにスコット・イーストウッド。イケメン演じていましたさ。

もういろんな作品の要素をかき集めてきてる感が満載です。
しかしながら作品的にはハラハラどきどきして興奮する時間を味わえるのは間違いありません。ハードルをあげてみてしまった私がいけないのです。「パシフィック・リム」として見ると前作のギレルモちゃんのロボットや怪獣への愛や日本的な感覚のすばらしさが伝わってこない作品になってしまいますが、ロボットものB級映画と割り切って観ればとても楽しい作品であることは間違いありません。

惜しむべきは、この上映時間(111分)だったら、あと10分くわえて先の前作のいい感じの要素を入れてくれればよかったのになぁと感じましたさ(^_-)-☆

公式サイト:http://pacificrim.jp/

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